オブラート

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日本語[編集]

語源[編集]

オランダ語 oblaat からの借用語 または ドイツ語 Oblate からの借用語

発音[編集]

名詞[編集]

オブラート

  1. (食品) 澱粉寒天で作られる透明薄いシート。食べることができるため飲み薬菓子包むのに用いられる。
    • 先ず酒石酸を二グラム以内即ち五分ばかりオブラートへ包んで先へ飲むのだ。オブラートがなければ最中もなかの皮をしめして包んでもいいが薬ばかりでは飲みにくいかつ歯を刺撃して毒になる。――村井弦斎 (1903年). “図書カード:食道楽 秋の巻”. 青空文庫. 2023年7月31日閲覧。
    • 母は頷いて、意味のよく分らない声を出した。姉は薬をオブラートに包み、吸呑の水で服用さした。どこかで虫の声がしてる静かな夜だ。五分間ばかりたった頃、母はつぶっていた眼を開いた。――豊島与志雄 (1948年). “図書カード:猫捨坂”. 青空文庫. 2023年7月31日閲覧。

派生語[編集]